
2025年6月12日、社会学者の古市憲寿さんが自身のX(旧Twitter)で、元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さん(週刊文春の報道では「X子」)の代理人弁護士宛に全8ページにわたる「確認文書」を送付したことを公表し、大きな注目を集めています。
この行動は、中居正広さんを巡る一連の騒動に新たな火種を投じるものとなりました。古市さんが送った文書には、一体どのような内容が記されていたのでしょうか。そして、なぜ彼はこのような行動に出たのでしょうか。
この記事では、以下の点について、提供された情報や報道を基に、網羅的かつ中立的な立場で徹底的に深掘りしていきます。
- 古市憲寿さんが送付した「確認文書」の全容とその意図
- 週刊文春の記事に登場する「代理人弁護士」や「親しい知人」とは一体誰なのか
- 古市さんが中居正広さんを擁護し続ける理由と、二人の知られざる深い関係性
- 中居さんが送った「手紙」の内容と、古市さんのフジテレビ「出禁」騒動の背景
複雑に絡み合ったこの問題の全体像を理解し、様々な角度から事実を捉え直すための一助となれば幸いです。
1. 古市憲寿がX子(渡邊渚)の代理人弁護士へ送った「確認文書」の全容とは?
2025年6月12日、古市憲寿さんはX子さん(渡邊渚さん)の代理人弁護士に対し、「主張に対する確認と見解の照会」と題した文書を送付しました。この文書は、週刊文春の記事内容に対する反論と、事態の真相解明を求める古市さんの強い意志が込められたものです。ここでは、その8ページにわたる文書の核心部分を項目ごとに詳しく見ていきます。
1-1. なぜ古市憲寿は確認文書を送付したのか?その理由と経緯
確認文書送付の直接的な引き金となったのは、2025年6月5日発売の『週刊文春』の記事でした。この記事では、X子さんの「親しい知人」の証言として、古市さんと橋下徹さんが「確認もせず、”加害者”側の発言を一方的に信じている」「”失恋事案”発言が独り歩きして、いまだ誹謗中傷や脅迫が止みません」とX子さんが苦しんでいる様子が報じられました。
これに対し、古市さんは「『失恋事案』などと発言した事実はなく、一貫してフジテレビのガバナンスや、フジテレビ第三者委員会報告書の不備について議論してきた」と反論。記事にあるようにX子さん側が「確認」を望んでいるのであれば、と、今回の文書送付に踏み切ったのです。
1-2. 確認文書の核心①:「失恋事案」発言はなかったとする明確な主張
文書の最初の項目で、古市さんは自身の発言が「“加害者”側の発言を一方的に信じている」と報じられたことに対し、具体的にどの発言を指すのかを問いただしています。古市さんは、これまでの自身の発言を列挙し、一貫して真実が不明であるというスタンスを保ち、フジテレビの組織的な問題を論じてきたと主張しました。
具体的には、以下の発言を例に挙げています。
- 「中居正広の土曜日な会」終了時のX投稿:「何が起こったのか本当にわかりません」「安易に中居さん個人を糾弾したり、擁護したりはできません」
- 「めざまし8」での発言:日枝久さんの経営責任を問うなど、フジテレビのガバナンスを問題視。
- 「Mr.サンデー」での発言:WHOの「性暴力」定義の広さや、第三者委員会報告書でX子さんの返信メールが掲載されていない点などを指摘。
これらの事実を挙げた上で、「私のどの発言が、記事に書かれているような内容に該当するのか」と明確な回答を求めています。また、「親しい知人」の誤解や週刊文春による捏造の可能性も指摘し、X子さん本人の認識を確認するよう求めています。
1-3. 確認文書の核心②:メディア報道と冤罪の危険性への警鐘
次に古市さんは、メディアによる一方的な報道が冤罪を生む危険性について、強い問題意識を表明しています。過去の冤罪事件(村木厚子さんの事件、大川原化工機事件など)を例に挙げ、無罪推定の原則の重要性を説きました。
そして、「『被害者』だと訴える人の主張を全面的に信じる以外の評論が全て『二次被害』に当たると判断されるのならば、正当な言論活動ができなくなる」と主張。自身の論評活動が「表現の自由」によって保障されるべきであるとの見解を示し、この一般論について代理人弁護士の賛同を求めています。
1-4. 確認文書の核心③:示談書内容の漏洩者は誰かという鋭い問い
古市さんは、週刊文春が報じた「示談書の内容」について、その情報漏洩元を追及しています。示談内容は守秘義務に含まれるはずであり、それを知る人物はX子さん、中居正広さん、そして双方の代理人弁護士など極めて限定的です。
古市さんは論理的な推論を重ね、「『司法関係者』には、貴職(X子さん側代理人弁護士)と中居正広さんの現・元代理人弁護士しか可能性が残されなくなります」と指摘。記事の内容からして中居さん側がリークする可能性は低いとし、「『週刊文春』に情報漏洩を行った『司法関係者』は貴職以外にあり得ないということになります」と結論付けています。その上で、情報提供の事実の有無と、事実でない場合は週刊文春への抗議や法的措置の検討状況について回答を要求しました。
1-5. 確認文書の核心④:「9000万円」解決金報道の真偽を問う
『週刊文春』などが報じた「9000万円の解決金」についても、古市さんは事実確認を求めています。『週刊ポスト』の取材でX子さん自身が「私はそんなにたくさんのお金は受け取っていないんです」と発言していることを指摘。この発言は、報道された金額が事実ではないことを示唆しています。
古市さんは、X子さんが9000万円を受け取ったのかという直接的な質問を投げかけました。そして、もし守秘義務で回答できないのであれば、『週刊ポスト』でのX子さんの発言は守秘義務違反にあたるのか、それとも『週刊ポスト』が虚偽報道をしているのか、という点についての見解を求めています。
1-6. 確認文書の核心⑤:第三者委員会と中居さん側代理人の見解の相違点
中居さんの代理人弁護士が発表した文書に対し、X子さんの代理人が「事実と異なるものであり、看過できない」と反論した件についても、具体的にどの点が事実と異なるのかを尋ねています。特に、守秘義務に抵触する可能性が低いと考えられる「2025年1月9日に中居さんがコメントを発表する際の双方代理人間のやり取り」について、具体的な説明を要求しました。
1-7. 今後の確認と6月18日の回答期限設定について
最後に、古市さんは今後の自身の言論活動においても、その都度X子さん側への「確認」が必要なのかを質問。さらに、今回問題となった「親しい知人」や、過去の報道に登場した「X子さんの知人」が週刊文春に情報を提供する際、X子さん本人や代理人への「確認」があったのかどうかも問い質しています。
以上の7項目にわたる詳細な質問に対し、古市さんは2025年6月18日までのメールでの回答を求め、その回答は公表予定であるとしています。この文書は、単なる反論に留まらず、一連の報道や情報発信のあり方そのものに疑問を投げかける、非常に戦略的な内容となっています。
2. X子(渡邊渚)の代理人弁護士や「親しい知人」とは一体誰で何者なのか?
この騒動において、常に名前が伏せられているのがX子(渡邊渚)さん側の「代理人弁護士」と、週刊文春に情報をリークしているとされる「親しい知人」です。彼らは一体何者なのでしょうか。現時点での情報を整理します。
2-1. 代理人弁護士の正体は特定されている?報道から見える人物像
結論から言うと、2025年6月現在、X子さんの代理人弁護士のさん名や所属事務所は公表されていません。主要メディアは一貫して「代理人弁護士」または「弁護団」という表記に留めています。
報道からは、以下のような人物像が浮かび上がります。
- 複数人での対応: 一部の報道では「5人の弁護士による弁護団が対応」とされており、単独ではなくチームで案件にあたっている可能性が高いです。
- 迅速な対応: 中居さん側の反論文書に対し、わずか数時間で「看過できない」とする抗議文を発表するなど、非常にスピーディーかつ断固とした対応を見せています。
- 性暴力問題に精通: 中居さん側の主張に対し「二次加害に他ならない」と強く非難するなど、性暴力やジェンダーの問題に関する専門的な知見を持つ弁護士であると推測されます。
SNS上では特定の弁護士の名前を挙げる投稿も見られますが、いずれも憶測の域を出ず、確たる証拠はありません。
2-2. なぜ代理人弁護士の名前は公表されないのか?その理由を考察
代理人弁護士の名前が伏せられているのには、いくつかの理由が考えられます。
- 被害者保護と二次加害の防止: 性暴力が関わる案件では、被害者本人だけでなく、その代理人や家族までが誹謗中傷の標的になるケースが少なくありません。被害者を守るため、意図的にさん名を公表していない可能性が最も高いと考えられます。
- 弁護士の守秘義務: 弁護士には依頼者の情報を守る義務があります。依頼者であるX子さんがさん名の公表を望まない限り、弁護士側から積極的に名を明かすことはありません。
- 係争中の戦略: 相手方や世論に余計な情報を与えず、法的なやり取りに集中するために、あえて匿名性を保っているという戦略的な側面も考えられます。
2-3. 週刊文春に情報をリークした「親しい知人」の正体とは?
代理人弁護士と同様に、「親しい知人」についても、その正体は一切明らかにされていません。週刊文春は「極めて親しい友人」と表現しており、X子さんから直接、深い悩みや怒りを打ち明けられるほどの信頼関係にある人物であることがうかがえます。
この「知人」は、X子さんの言葉を代弁する形でメディアに登場し、世論に影響を与えています。しかし、古市さんが指摘するように、この知人の発言がX子さんの真意を100%正確に伝えているのか、あるいは知人の解釈や週刊文春の編集が加わっている可能性はないのか、という点は慎重に考える必要があります。
2-4. 「知人」は一人ではない?複数の情報提供者の存在
これまでの報道を振り返ると、「X子さんの知人」「親しい友人」「フジの元幹部」「フジ関係者」など、様々な立場の人物からの証言が登場しています。このことから、情報提供者は一人ではなく、複数人存在する可能性が高いと見られます。
これらの情報提供者は、X子さんを支援したいという思いから行動しているのかもしれません。しかし、その一方で、匿名での情報提供が繰り返されることで、情報の信憑性が見えにくくなり、結果として事態をより複雑にしているという側面も否定できません。
3. 古市憲寿はなぜ中居正広を擁護する?二人の深い関係性とこれまでの言動

古市憲寿さんの一連の言動は、多くの人から「中居正広さんを擁護している」と受け止められています。なぜ彼はここまで中居さんに寄り添うのでしょうか。その背景には、約9年間にわたる二人の深い信頼関係がありました。
3-1. 古市憲寿と中居正広の出会いと約9年にわたる関係性の歴史
二人の関係は、2016年末の『ワイドナショー』(フジテレビ系)の忘年会で始まったと古市さん自身が明かしています。当時、SMAP解散騒動の渦中にいた中居さんに対し、誰もが腫れ物に触るように接する中、古市さんが切り込んでいったのが最初の出会いでした。その時の印象を、古市さんは「勘が鋭い聡明な人」と語っています。
その後、2019年4月から2024年12月まで放送された『中居正広の土曜日な会』(テレビ朝日系)で約6年間共演。古市さんは「出演者もスタッフもいい人ばかりで、本当に毎週何のストレスもなく、仕事ができていました」と振り返っており、仕事仲間として非常に良好な関係を築いていたことがわかります。
3-2. 「友達だから擁護しちゃう」二人の仲良しエピソードまとめ
二人の親密さは、番組でのやり取りやSNSでの投稿からも垣間見えます。
- 番組での誕生日祝い: 番組内で出演者たちが古市さんの誕生日を祝うなど、アットホームな雰囲気で共演していました。
- 共同での絵本制作: 中居さん、劇団ひとりさんと共に絵本『♪ピンポンパンポンプー』などを制作。単なる共演者以上のクリエイティブなパートナーシップを築いていました。
- 中居さんからの直筆謝罪文: 中居さんが芸能界を引退した際、古市さんは「中居さん名義で、僕を含めた共演者には『お詫び』の連絡がきていました。たぶん本人が書いただろう、とても真摯な文面でした」と明かしており、個人的なやり取りがあったことがうかがえます。
- 誕生日2ショット写真の公開: 中居さんの引退翌日、古市さんは過去の誕生日祝いの際の2ショット写真をXに投稿し、その関係の深さを示しました。
これらのエピソードから、二人が単なる仕事仲間ではなく、互いにリスペクトし合う友人関係にあったことは明らかです。
3-3. 騒動における古市憲寿の中居擁護コメント時系列まとめ
一連の騒動が表面化して以降、古市さんは一貫して中居さんに寄り添う立場から発言を続けてきました。その主な言動を時系列でまとめます。
日付 | 媒体 | 発言・行動の概要 |
---|---|---|
2025年1月22日 | X (旧Twitter) | 「土曜日な会」終了に際し長文投稿。「近い人の証言にも食い違いがある」「安易に中居さん個人を糾弾したり、擁護したりはできません」と複雑な心境を吐露。 |
2025年1月23日 | めざまし8 | フジテレビ経営陣を痛烈に批判。「日枝さんを中心とする経営陣が一回全部どいてもらわないと」と発言。 |
2025年4月6日 | Mr.サンデー | 第三者委員会の報告書について「書かれてないことがいくつかある」と指摘。“空白の3日間”や女性側の返信が載っていない点を問題視。 |
2025年5月30日 | X (旧Twitter) | 中居さん側代理人の再釈明要求を受け、「第三者委員会が悪質さ、醜悪さに怒りを覚えます」と投稿。守秘義務範囲の誤認を重大な問題と指摘。 |
2025年6月3日 | X (旧Twitter) | 第三者委員会が回答を拒否したことに対し、「『二次被害』というマジックワードを武器に、説明責任から逃げ続けるなら、信頼性そのものが失われかねない」と猛批判。 |
2025年6月12日 | X (旧Twitter) | X子さんの代理人弁護士宛に8ページの「確認文書」を送付したことを公表。 |
3-4. 古市憲寿が問題視する第三者委員会の調査手法とは?
古市さんの批判の矛先は、主にフジテレビが設置した第三者委員会に向けられています。彼が問題視しているのは、主に以下の点です。
- 報告書の情報不足: 中居さんのメールは記載されているのに、X子さんの返信がないなど、意図的な情報の取捨選択が疑われる。
- 恣意的な定義の適用: WHOの広義な「性暴力」定義を用いることで、事案を特定の方向に印象付けようとしている。
- 手続きの不透明さ: 中居さん側が守秘義務解除を提案したのに、委員会側がそれを不要とし、後にその「態度」を不利益認定の根拠にするなど、矛盾した対応がある。
- 説明責任の放棄: 「二次被害」を理由に、中居さん側からの正当な釈明要求に対する回答を拒否している。
社会学者として、古市さんは「国家機関でもない組織が、反論の機会も十分に確保せず、一個人の社会的生命を奪いかねない報告書を公表する」という第三者委員会制度そのものの危険性に警鐘を鳴らしているのです。
3-5. ネット上の反応:「やりすぎ」「どの立ち位置?」という批判も
古市さんの一連の行動に対し、SNSなどでは賛否両論が巻き起こっています。中居さんの潔白を信じるファンや、第三者委員会のあり方に疑問を持つ層からは「よくぞ言ってくれた」「論理的で明快」といった称賛の声が上がっています。
一方で、「中居さんの何担当なのか」「関係ない他人が口出しすることではない」「弁護団の一員気取りか」といった批判的な意見も少なくありません。特に、コメンテーターという立場を超えて、当事者の代理人に直接文書を送付するという踏み込んだ行動には、「やりすぎではないか」「どの立ち位置からの発言なのか」という疑問の声が上がっています。友人としての私情が、社会学者としての客観性を曇らせているのではないか、と見る向きもあるようです。
4. 「手紙の内容」と古市憲寿のフジテレビ「出禁」騒動の真相
この騒動を語る上で、しばしば登場する「手紙」というキーワード。そして、古市さんがフジテレビを「出禁」になったという噂。これらの真相はどこにあるのでしょうか。
4-1. 中居正広から古市憲寿へのお詫びの手紙の内容とは?
社会学者の古市憲寿さんが、本日22日に自身のX(旧ツイッター)を更新しました。長年レギュラーとして出演していたテレビ朝日系「中居正広の土曜日な会」が突然の終了を迎えたことを受け、その複雑な胸の内を丁寧に言葉にしています。番組のあまりにも唐突な幕切れに対し、古市憲寿さんは「まさかこのような形で番組が終わるとは思っていなかったので、とても残念です」と、率直な気持ちを綴りました。
2019年の開始から約5年間続いたこの番組の現場は、古市憲寿さんにとって非常に心地よい場所だったようです。「出演者もスタッフもいい人ばかりで、本当に毎週何のストレスもなく、仕事ができていました」と振り返っています。番組の中心人物であった中居正広さんとの初対面のエピソードも明かしました。
二人が初めて顔を合わせたのは、2016年の終わりに開かれたフジテレビ系「ワイドナショー」の忘年会でのことだったそうです。その時の印象について、「SMAPについて、言える範囲で教えてくれたことをよく覚えています。勘が鋭い聡明な人、というのが第一印象でした」と記しています。古市憲寿さんの目には、中居正広さんが知的で洞察力の鋭い人物として映っていたことが伝わってきます。
しかし、現在報じられている中居正広さんの女性トラブルに関しては、「何が起こったのか本当にわかりません」と、正直な戸惑いを隠しません。古市憲寿さん自身も独自に情報を集めているとのことですが、「全く違う二つの記事が書けそうなくらい、近い人の証言にも食い違いがあります」と、情報が錯綜している現状を指摘しました。
そのため、自身が毎週番組で見てきた姿と、世間の報道との間で、安易な判断を下すことを避けています。「少なくとも僕が毎週、番組で会っていた中居さんは、ファンの人が知っている『中居くん』と、ほとんど違いがないと思う」としながらも、「でも人にはいくつもの顔があってもおかしくないから、それ以上のことは本当にわからない。だから僕は、安易に中居さん個人を糾弾したり、擁護したりはできません」と、冷静かつ慎重な立場を示しました。
さらに、古市憲寿さんは、共演者たちのもとに届いたというある連絡についても言及しています。「言っていいのかわからないけれど、中居さん名義で、僕を含めた共演者には『お詫び』の連絡がきていました」とのことです。その手紙は「たぶん本人が書いただろう、とても真摯な文面でしたが、そこにも一体、何があったのかは書かれていませんでした」と明かしており、真相はいまだ関係者の間でも不明なままのようです。
番組のこのような終わり方について、古市憲寿さんは改めて「こんな終わり方というのは、あまりにも悲しすぎる」と無念さを滲ませました。そして最後に、一人のSMAPファンとしての視点から、切実な思いを訴えています。「せめて中居さんには、何があったのか、自分の言葉で説明して欲しい、SMAPは国民的スターだった。当然、そのリーダーも国民的スターだった。もしも国民的スターが、何かトラブルを起こして、テレビを去ることになるなら、きちんと『国民』の前で、自分の言葉で、何があったのかを語って欲しい。このままフェードアウトしようなんてずるいよ」という言葉で、自身の投稿を締めくくりました。
4-2. 古市憲寿がフジテレビを「出禁」になったと言われる理由はなぜ?
古市さんは2025年3月27日の放送を最後に『めざまし8』を降板し、自身のXで「少なくともしばらくは、フジテレビに来ることもなくなります」と投稿しました。このことから、事実上の「出禁」ではないかという噂が広まりました。
フジテレビ側から公式に「出禁」が発表されたわけではありません。しかし、古市さんが長年出演してきた番組の後継番組に彼の名前がなかったこと、そして降板のタイミングを考えると、何らかの軋轢があったと考えるのが自然でしょう。
4-3. 発端は日枝相談役への痛烈批判「経営陣は全員どいて」発言
「出禁」騒動の決定的な原因と見られているのが、2025年1月23日の『めざまし8』での発言です。この日、古市さんは「もう、フジテレビに出られなくなってもいいから言うんですけど」と前置きした上で、フジサンケイグループの日枝久相談役を中心とする経営陣に対し、「一回全部どいてもらわないと、この問題も収束しないと思う」と極めて厳しい言葉で退陣を要求しました。
「87歳の方が、数十年にわたって権力を持つ状況っていうのはおかしい」「企業としての体をなしてない」など、タブーに踏み込む痛烈な批判を展開。この発言が、局の上層部の逆鱗に触れた可能性は非常に高いと考えられます。
4-4. 『めざまし8』降板から他局出演へ…その後の古市憲寿の活動
フジテレビを去った後も、古市さんの活動が止まることはありませんでした。『めざまし8』最終出演の翌週には、裏番組である日本テレビ系の『DayDay.』に出演するなど、その健在ぶりをアピールしています。
彼のフジテレビ批判と中居さん擁護の姿勢は、結果的に彼自身のコメンテーターとしての立ち位置をより鮮明にしました。特定の組織に忖度せず、自らの信条と友情に基づいて発言するというスタイルは、一部の視聴者からの強い支持を集める一方で、敵も作りやすい諸刃の剣と言えるのかもしれません。
5. まとめ:古市憲寿の確認文書が投じた一石と今後の注目点
この記事では、社会学者・古市憲寿さんがX子(渡邊渚)さん側の代理人弁護士に送付した「確認文書」を軸に、一連の騒動の背景を多角的に分析してきました。
最後に、本記事の要点をまとめます。
- 古市憲寿が送った確認文書とは: 全8ページに及ぶ詳細な文書で、「失恋事案」発言の否定、情報漏洩元の追及、9000万円報道の真偽確認、第三者委員会の問題点など、7項目にわたる鋭い質問と反論が記されている。
- 代理人弁護士・親しい知人は誰?: 現時点では、被害者保護や取材源秘匿の観点から、さん名などは一切公表されていない。特定しようとするネット上の動きは憶測に過ぎない。
- 古市憲寿と中居正広の関係: 約9年間の共演を通じて築かれた、単なる仕事仲間以上の深い信頼関係と友情がある。これが古市さんの一貫した擁護姿勢の根底にあると考えられる。
- 手紙とフジテレビ出禁の真相: 「手紙」は中居さんから共演者へのお詫びの手紙。フジテレビ「出禁」は、中居さん擁護に加え、局の経営陣を痛烈に批判したことが直接的な原因と見られている。
古市さんが設定した回答期限は2025年6月18日。X子さん側の代理人弁護士がこの「確認文書」にどう応じるのか、あるいは沈黙を貫くのか。その対応次第で、この騒動は新たな局面を迎える可能性があります。今後も各当事者の動向から目が離せません。
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